るいらいふ

40代主婦のライフログ

私と母を両立させるもの

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もしも

仕事だけだったら?

子育てだけだったら?

 

仕事をしながらの育児は良くも悪くも世間を知れる。

 

思い返すと、仕事と育児の両立は私を人間的にかなり成長させてくれた。

 

職場の上司に「子どもが熱を出してしまったので早退させてもらいたいのですが…」と言ったときの上司の対応。

 

人によっては「大丈夫だよ」と言ってくれるけれど、つい裏を読んでしまう。

でも面と向かって「困るよ」と言われるのももちろん辛い。

病児保育を利用した時。

 

朝イチで病院へ行って、病児保育の書類をお医者さんに書いてもらって、預けて、出勤。

 

その事情を知った人は「そこまでして働くの?」となかば呆れたり「大変だね」とねぎらってくれたり。

 

常に葛藤の繰り返し。

 

ただでさえ葛藤の多い子育て。

そこに仕事が加わるとさらにそれは倍増する。

 

対処法は、対症療法。そして未来に希望を持つこと。

 

考えることに疲れて、考えるのをやめ、とりあえず目の前のことをこなす。

 

精神的にも肉体的にも余裕がなくなってくる。

 

でも、いつかは終わる。

 

子どもが泣き止まない時、言うことを聞かない時、私は10年先のことを考えていた。

 

今から10年経てば、今の悩みはなくなると。

 

そして現在うちの子どもは15歳、12歳、一番下の子は今年10歳になる。

 

10年前の悩みは?保育園を嫌がっていた、寝なかった、卒乳、突然の熱、おねしょ、トイレトレーニング…

 

子どもは成長する、心配しすぎない。

 

心の中で自分に言い聞かせていた日を思い出す。

わかっていても「悩むことが母親の仕事」のような気がしていた。

 

悩んでいることが前提の保育園の先生からの問いかけ。

「困っていることをみんなで話し合いましょう」という座談会。

 

そこで私が「子どもはいずれ成長するから、あまり心配してません」と言うのと、先生が「子どもはいずれ成長するから、あまり心配しなくていいのよ」と言うのでは響きが違う気がした。

 

そう思っていてもそう発言したら「親なんだからそんな楽天的に捉えちゃだめでしょう」という圧を受けるのではないかと。

 

楽天的に捉えることを許さない雰囲気を感じるし、実際親戚からもそのようなことを言われた。

 

「私以上に母親であるあなたが心配しなくちゃだめでしょう」

 

幼少期「子育て」だけの生活だったら、そういった圧を受け、型を強要され、息苦しい日々を送っていたかもしれない。

 

振り返ると職場では「母」から「私」に戻れる貴重な時間でもあった。

職場でゆっくりお昼ごはんを食べられたこと。

「ママ友」ではない人たちと会話すること。

 

確かに大変な部分は増えるけれど「私」と「母」を両立させるのに「仕事」と「子育て」を両立することは、非常に意味のあるものだった。

 

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