映画、原作、どちらから?
原作がある作品の場合、先に読んでおくかどうかって、悩ましい。 個人的に洋画の場合はほぼ映画が先なんですが、邦画は、先に読んでから見るほうが多いです。
みなさんはどうですか?
それぞれのメリットデメリット
原作先
複雑なストーリー構成や人間関係がある場合、原作を読んでおくと、映画を見たとき、その理解に思考を費やす必要がなくなるので、出演者の演技や演出まで楽しむ余裕が生まれる。
原作を先に読んでおくと、キャスティングが決まった時、イメージ通りだと嬉しい気持ちになれる。
ただこれはデメリットでもあり、逆にちょっとがっかりしてしまう場合も。
でも、意外なキャスティングだと興味も沸きますね。
実際見たらいい裏切りをしてくれた!って場合もある。それはストーリーにも同じことが言えますね。
映画オリジナルの結末!と謳われていると原作を知っている場合はやっぱり気になってしまいます。
制作サイドの思うつぼですね~
映画先
新鮮な気持ちで見ることができるのが最大のメリットですね。
でも映画を先に見たらそれで満足して終わってしまうかもしれない。
原作が面白いから映画化したわけで、原作が面白いのは当然。
だから読んだら面白いのはわかってるんですけど。
本は映画より時間がかかるので、知っている話を時間取って読むのはなかなか躊躇してしまいます。
逆に小説を選ぶ際は、映画化されている作品から探してみると大きく外れることはないといえますね。(まあ、もちろん全部が全部そうでない場合もありますが…)
特に読書習慣がなく、選び方がわからないときは、映画化されているものを選ぶととっつきやすいかも。もちろん、映画化されていない作品でも面白い作品はたくさんあるのは言うまでもありません。
いつの間にか映像化されてたということも
小説を読んで「あぁ、いつか映画化してほしいなぁ」と思ってたら数年後、いつの間にか映画化されてて、気づかぬまま公開終了してたってことも。
うちはWOWOWに入っているのですが、その番組ガイドで知ったり、あとは各VODサービスの配信で知ったり。
告知を大々的にしていた場合はテレビを見てれば気が付くことが多いですが、あまり大きく宣伝されなかったり、テレビを見てない時期と重なったりすると、まあ、置いていかれますね。
ただ、今はVODサービスが充実していますので、対応していればすぐに見ることができるのがいいですよね!
人気作家の作品を積極的に読んでいれば、おのずと原作→映画(またはドラマ)という流れになりやすいので、気に入った小説は定期的にチェックしておいたほうがよさそうです。
2020年これから公開!期待している映画化作品!
「罪の声」塩田武士
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小栗旬×星野源ダブル主演の作品。
80年代に起こった実際の未解決事件をモチーフにしており、緻密に作りこまれたストーリーは圧巻でした。
フィクションだとわかっていても、もしかしたらこれが真相なのではと思ってしまうくらいリアリティがありましたね。
小説のカバーもインパクトがあり、最初手に取るのを躊躇しましたが読了後見直して納得しました。
「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子
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田中裕子さん主演の作品。
夫に先立たれた75歳の主人公「桃子さん」の回想や心情をメインに展開していく物語なので、この世界観がどう表現されるのか非常に楽しみです。
「青春小説」の反対「玄冬小説」というらしいですね。自分の老後と重ね合わせて読んでしまいました。
今後映画化してほしい小説
「百年法」山田宗樹
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2013年当時、V6の岡田君が櫻井翔君で映画化してほしい!とおすすめしていたそうですよ。
不老不死でいられるけど、その代わり100年経ったら法的に安楽死させられる世界…。
見た目は若いまま保てて、精神的にだけ年を重ねるということですね。100年生きたから十分なのか、生きられるだけ生きたいと思うか。人類の葛藤や思惑が入り乱れるSFエンタメ作品。
上下巻でけっこうなボリュームでしたが夢中で読んでしまいました。
基本、登場人物は不老で若い設定なので人気の若手俳優をたくさん抜擢して映画化してもらいたい!
「BUTTER」柚木麻子
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これも先に紹介した「罪の声」同様、実際にあった事件をモチーフにして書かれた作品です。
記者が取材対象である容疑者に惹かれていくさまがスリリング。
結婚詐欺と殺人にまで手を染めた、容姿的にはけして恵まれているとはいえない魔性の女を、誰がどう演じるのか見てみたいです。